ぬくもり
《プルルルップルルルップッ―…もしもし?》
「あ…ハジメ…くん?」
《…奈央か?》
「うん。…今、時間ある?」
《ああ、どうした?何かあったか?》
「えと、たいしたことじゃないんだけどさ…」
ハートに傷のことがばれたこと、ハートにすべてを話そうと思ってること、ハジメくんはどう思うかなと思って…、聞いてほしくて…、早口でそれらを説明した。
《…ちゃんと信頼が置ける子なんだろ?じゃあ大丈夫じゃないか?》
そう言ってくれると思った。
「そうだよね。」
《今日話すのか?》
「うん。放課後に、公園で。学校だと、誰かに聞かれそうだからさ。」
《そうだな。》
気付けばもうそろそろ昼休みは終わってしまう時間だ。
ハートも委員会から帰って来てるかも…
「じゃ、ありがとう。ごめんね、急に電話したりして。」
《いや、全然。…頑張れよ。》
「うん!じゃぁバイバイ」
《あぁ。――…プッ》
…よし、覚悟は決まった。
後は放課後がくるのを待つだけ。