月から堕ちたアリス
すると、あたしの身体に当たる直前でピタリと剣を止めたまま固まるスピネルの姿が目に飛び込んできた。

しかも今までに見たことがないような驚愕の表情を浮かべていた。



「………ローゼ……。」

『え……??』










――大丈夫、“あなた”が生きていてくれるなら…大好きだよ。――





笑顔でそう言った“彼女”とアリスが重なって見えたスピネルは、アリスのことを見つめたまま動かない。



一体どうしたっていうの…??





――と、そのとき……





――バキッ!!!!――



「ぐっ……?!」



ラビがスピネルを真上に蹴り飛ばしていた。



「いけっバカトカゲ!!!!」



続けてルビーを足の上に立たせて遥か上へと蹴り上げる。





「言われなくても!!!!」



ルビーはスピネルよりも上に舞い上がると、右手に炎を集中的に纏わせる。





「――これで終わりだ!!“紅蓮火炎拳”!!!!」



ルビーは足裏を爆発させて下へ加速しながらスピネルの腹を拳で捕え、そのまま地面まで勢い良く落下して打ち付けた。



「ぐあぁっ…――!!!!」



スピネルはそのまま気絶した。





「これは……!!ラビとルビーの流れるようなコンビプレイが炸裂だぁー!!!!何ということでしょう?!最強と謳われたあの“独眼のスピネル”を下してしまいました!!!!試合終了!!一体誰が想像できたでしょう?!優勝は――“チーム・THE・ルビー”です!!!!」



――ワアアアァァァー!!!!――



闘技場は拍手と歓声に包まれた。
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