君のとなり―昼休みの屋上で―



2人を置いて歩き始めてから15分程。私の家の玄関に着いた。



いつものように別れ際にキス。




「・・・なぁはるか。」

『ん・・・何?』

「・・・・・やっぱいいや。
それよりさ、俺冬休みまで休みだし、今週の日曜日、どこか行かない?」

『うん・・・行く♪』





この時、翔が見せた笑顔が寂しげだったことに・・・












私は・・・・・気付いてあげることが、できなかった。


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