悪魔ハンター(デビルハンター)・絆
大きく視界が開いた時目の前には夜景が広がり、澄み切った空気が喉を通った。

「なんて美しいんだ……」

「ぐふぉ……」

ドラールも真下に広がっている夜景を見て涙を流した。

この光景を見てウォーダンは合い言葉を決めた。

ウォーダンはドラールを撫でてやると目を閉じ、耳をすませ集中した。

闇の気配を探しているのだ。

「よし、ドラール降りてくれ………ってドラールどうした!!」

ドラールの体型がどんどん縮んでゆく。

「そうか魔物も力を失うのか……急いで降りようドラール」

「ぐふぉ……」

そうして大きく降下した。
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