准教授 高野先生の恋人

私はもどかしい気持ちを込めて、自分の指を彼の指にしっかりと絡ませた。

さっきからずっと、胸がザワザワして、なんだかジレジレ落ち着かない。

一瞬、ほんの一瞬、息が苦しくなって唇を離した僅かな瞬間、

「メェェ!」

「やっ・・・ちょっと・・・!」

それまで大人しくされるがままになっていた羊の猛烈な反撃だった。

ガバッと体を起こした彼に、ころんとひっくり返されて、軽く組み伏せられてしまう。

「ごめんね。本当は山羊の一匹くらい簡単にパクリペロリなんだよ」

あっという間に、またまた形勢逆転。

仰向けで、まるで中途半端な万歳みたいな格好で、手首を床にはりつけられる。

左右の手首をしっかり押さえつけられて、体の自由がききやしない。

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