僕の姫~ちっぽけな勇気~
「こら!みんな掃除サボり!?」


げ…先生…


先生の登場で、みんな僕の答えに納得しながら掃除に戻った。


でも僕は掃除よりも、もっとちゃんと謝らなくちゃならない。


「知世ちゃん…今まで巻き込んじゃってて本当にごめん…」


みんなと一緒で掃除に戻っていた知世ちゃんに僕は言った。


「…いいよ。みんな許してくれてよかったね!

ほら、光輝も掃除♪」


僕は笑ってうなずいてから、机の仕事に戻った。





最後の言葉…

なんとなく無理やり笑っていたような気がした。


無理やり明るくしていたような気がした。


僕の気のせいかな…?



ねぇ…知世ちゃん…。


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