トリプレ
下駄箱を慎重に開けた。上靴はちゃんとあったけど、早く別れろと書いた紙が入っていた。
紘貴と付き合っている事への逆恨みか…。付き合ってないけどね。何と別れればいいんだか。
その時、背後から肩を叩かれた。ビックリして振り返ったら泉だった。先に行ったと思ってた。
「なんだよ…?」
「明日香と喧嘩しちゃった…。」
泉はかなりへこんでいる様子。意外と繊細な奴だな。
「また練り消しでも作ったのか?」
「もうそんな事はしねーよ。…はぁ。」
でっかい溜息。
「謝れば?」
「いや、俺は悪くない。」
「じゃあ一生仲直り出来ないかもね。」
「うわぁ~完全に嫌われた。へこむ…。」
「お前さぁ~へこむくらいなら喧嘩しなきゃいいのに。」
「だって…つい。好きな子をいじめたくなるこの男心、わかる?」
「…よく見て。私、女だから。」
「お前ならわかるだろ?あ~どうしよう。明日香、何か言ってた?」
「ほっとけって言ってたな。」
「終わったな、俺。」
そう、泉は明日香が好きだ。練り消しを作ったのも、ちょいちょい明日香をパシリに使うのも、好きだからだ。
基本、泉はバカだからそこんとこの表現が下手。明日香がビビっているのを知らず、ついつい脅して気を引こうとしているようだ。
終わってるよ、あんた。
上靴を履こうと持ったらいつもより重い。しかも冷たい。
上靴が水浸しだった。
「うわっなんだよ、その靴。」
泉もビックリ。
「今流行りのウォーターシューズ…なんつって。」
「寒い…水だけに。」
泉の返しもなかなか寒かった。
「なんなの?お前フツーに虐められてんの?」
フツーの虐めとはなんですか?
「こんな紙も入ってたしね。」
泉にさっきの早く別れろペーパーを見せた。
「付き合ってないだろ?」
「そうだけど、勘違いしてる人がいるんだろ。」
「熱狂的な相良ファンがいるんだな。とりあえずスリッパ履けば?」
紘貴と付き合っている事への逆恨みか…。付き合ってないけどね。何と別れればいいんだか。
その時、背後から肩を叩かれた。ビックリして振り返ったら泉だった。先に行ったと思ってた。
「なんだよ…?」
「明日香と喧嘩しちゃった…。」
泉はかなりへこんでいる様子。意外と繊細な奴だな。
「また練り消しでも作ったのか?」
「もうそんな事はしねーよ。…はぁ。」
でっかい溜息。
「謝れば?」
「いや、俺は悪くない。」
「じゃあ一生仲直り出来ないかもね。」
「うわぁ~完全に嫌われた。へこむ…。」
「お前さぁ~へこむくらいなら喧嘩しなきゃいいのに。」
「だって…つい。好きな子をいじめたくなるこの男心、わかる?」
「…よく見て。私、女だから。」
「お前ならわかるだろ?あ~どうしよう。明日香、何か言ってた?」
「ほっとけって言ってたな。」
「終わったな、俺。」
そう、泉は明日香が好きだ。練り消しを作ったのも、ちょいちょい明日香をパシリに使うのも、好きだからだ。
基本、泉はバカだからそこんとこの表現が下手。明日香がビビっているのを知らず、ついつい脅して気を引こうとしているようだ。
終わってるよ、あんた。
上靴を履こうと持ったらいつもより重い。しかも冷たい。
上靴が水浸しだった。
「うわっなんだよ、その靴。」
泉もビックリ。
「今流行りのウォーターシューズ…なんつって。」
「寒い…水だけに。」
泉の返しもなかなか寒かった。
「なんなの?お前フツーに虐められてんの?」
フツーの虐めとはなんですか?
「こんな紙も入ってたしね。」
泉にさっきの早く別れろペーパーを見せた。
「付き合ってないだろ?」
「そうだけど、勘違いしてる人がいるんだろ。」
「熱狂的な相良ファンがいるんだな。とりあえずスリッパ履けば?」