ギブス
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『…ふぅ…っ』


…と、化粧室の鏡の前で、ため息をついた柚葉…


鏡の中に映る…、自分の不安気な表情を目の当たり…にし、再び…重苦しいため息をついた…


『……っ』
【…緊張する…っ


先生のお母さん…って、あんな若くて綺麗な人だ…って、思ってなかったから…っ

先生、24才のはずだから…お母さんだって、40代のはずだよねっ

どぅ見たって…、30代前半ぐらぃにしか…っ

芸能人とか…、女優さんみたぃに…綺麗な人で…


先生のお母さん…って、言うより…お姉さんみたぃ…っ】


…と、そこで…あるコトに気がついた…


『…ヤ…だ…、あたしったら…っ』
【さっきから…、先生のコトばかり…

奏さんと…、奏さんのお母さんでもある…あの人とご飯を食べているはずなのに…っ】


柚葉の脳裏に、諒と奏の母親である響子を待っている間に…、駅前ですれ違った人物を思い出した…
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