ギャップ的恋愛論





家に帰ってベッドにダイブした。






結局そのまま帰ってきたから、呉林には会ってない。





ってか、俺には関係ないし。






もう考えんのは止めよう。
明日はいよいよ引越しだ。
さっさと風呂入って寝よ……






ぬるめのシャワーを浴びながら、いつの間にか俺はまたさっきの呉林の姿を思い出していた。







………にしても、あの変わりようには驚いた……






女って、髪とメイクであんなに印象が違って見えるもんなのか……?






素顔とは違った意味でかなり中身に近づいてたよな……







「………あっ…」






って、また考えてるし!






クソッ!悠紀の馬鹿タレ!







すっかり自分が森永の術中に嵌まってる事など気づかずに、その後、俺はかなり寝苦しい夜を過ごすハメになってしまった。







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