ギャップ的恋愛論
・宣言する女
−−−-……
「こんばんは」
パスタを口に運んでる最中に聞こえてきた声に横を見上げると、そこには親しげに微笑みかけてる店員さんが立っていた。
…………ん?
誰だっけ……?
首をかしげるあたしの横で、同じように首をかしげていた朋歌が先に声を上げた。
「………あっ!タラシの三原 悠紀!」
「あはは…、ずいぶんな言われようだね……?」
困ったように眉を下げて笑う顔に、確かに見覚えがある。
ああ、そうか!
たまに神木と喋ってる人だ!
って、あたしどんだけ神木観察してんだよ……
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