ギャップ的恋愛論





学校がこんなに嫌いだと思ったのは、小学校以来初めてだった。






ヤだなぁぁ……
今日はやっぱり帰ろうかなぁぁ…






やって来たバスの前で立ち尽くしていると、後ろから急に背中を押されて肩が上がる。






「こんな場所でぼーっとしてんじゃないの!」






もちろん背中を押したのはニヤニヤ笑う朋歌。






「朝なんだからしゃきっとしなさい」






そう言うなり、無理矢理あたしをバスに乗せた。







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