〈実話〉亡き父へ~ごめん。そして、有難う~
靴の脱ぎ方が悪いと
玄関先から、「この靴の脱ぎ方は何だ!
こっちに来い!」

その一言で、一瞬に緊張感が走る…。

私だ…。

仕方なく、玄関に行くと、鬼の形相をした父が、私を見る。

「この靴の脱ぎ方はなんだ!きちんと向きを変えて、綺麗に並べろ!!」

普通なら、溜息もんだが、それすら許され無かった。


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