〈実話〉亡き父へ~ごめん。そして、有難う~
心の中で「もぅ~。」と思いながら、言われた様にする。

「いつも、そうやって脱ぎなさい。」

そう言って、居間に行く。

「はぁ~。」

その瞬間、緊張が消える。

だが、爆弾のスイッチがいつ入るか分からない父…。


ご飯を食べていても
「肘をつくな!」

と、突然怒鳴られるし、テレビを見てると、「テレビ見ながら食べるな!!」

「だったら、消せばいいのに…。」

と子供心に思っていた。

我が家は、父親が、主導権を握っていた為、母は黙って聞いていた。

口応え出来ないでいた。


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