私の恋愛模様。
私はそうっとドアを開けた。


ガチャ


あ、れ?
ここに来たと思ったんだけど…。
いないのかな…。
どうしよう。


―――――


もちろんすぐに帰るという選択肢もあった。
だけど何故か帰ろうと思えなくて、初めて来る屋上を一周ばかり散歩(という程でもないが…)をしようと思った。


一周が終わるほんの少しのところで…。


「えっ?」
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