君恋
そんな風に目を潤ませながら聞かないでほしい。
彼女を力づくでもオレのものにしたくなる。
「大丈夫。オレ、体丈夫だから。」
そう言いながら顔を傾け、彼女の唇に近づいた。
拒否られるかも.....
ふいに頭の中をよぎる不安がオレの動きを止めた。
閉じていた瞳を開いた彼女が不思議そうに首をかしげる。
何で.........
何で他に男いるのに、オレとキスできんの?
女ってやっぱ分かんねー。
オレは口を開いた。
「オレになんか言わなきゃいけねー事あるだろ。言えよ。」
声のトーンをひとつ下げる。