君恋
「え......?」
分からないといった様子でまた首をかしげる彼女。
「この前、他の男と梨果のマンション入って行くの見た。」
「.....悠斗....私達の話し聞いたの........?」
震えながら聞いてくんな。
浮気したのは彼女の方なのに、オレがひどくしてるみたいだろ.....
「聞いた。少しだけだけど.....」
「........ごめん。隠すつもりなくて......ちゃんと言うつもりだったんだよ?......でも......」
カタカタと震え続ける彼女。
「まだ.....どっちも選べなくて......
悠斗が知ったら、絶対ドン引きすると思って....」
彼女の言い訳は全然頭に入ってこない。
「いつから....?」
「.....え?」
「いつから.....始まってたわけ....?」
彼女がいつから、浮気したのかだけは聞いておきたかった。
「......あ...19歳から......」