ホスト 神
…これが俺の決断。



俺の悪い頭で考えた末の結果…。



由美にフラれたらなんて、今は微塵も考えちゃいない。



ハルさんは、そうか。と一言だけ呟くと、デスクに腰をかけてタバコに火を付けた。



ハルさんも、俺と由美の関係を見続けてきた…語るには一言で足りる。



「…引継とかもあるんで…早くて一ヶ月後か二ヶ月後には…まぁジュンが居るんで問題は少ないと思います。」



ハルさんは上に登っていく青白いタバコの煙を、ただ黙って眺めている。



その姿からハルさんの表情は読めないが怒りはしないと思う…。



「なぁ神。俺は勝手にだけど、お前の事を弟みたいに思ってた…勿論由美ちゃんの事も妹みたいに思ってたよ。それに昔の俺と美月さんを見てるみたいでな…だからお前等二人には、幸せになって欲しいってずっと思ってたよ。だから嬉しいんだけど…お前等が居なくなるのがなんだか寂しくてな…。」
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