ホスト 神
京香は俺より年上なのに、甘えたがりで俺が一緒に居ないと直ぐに拗ねる。



今日はタイトなデニムに、胸元が丸見えのチューブトップに白いニナリッチのシャツ。



ホールマネージャーの慧さんに案内され、空いているテーブルへ。



「神ちゃんゴールド三本ね♪どう?[blue]に勝てそう?」



…俺もハッキリは分から無い…皆頑張っているのは分かるが、[blue]も最終日という事で気合いが入っているのは間違い無い。



確かにドンペリやワイン、ブランデーやウイスキーボトルなどが舞い飛び、ドンペリコールや一気コールも鳴り止む事は無く、五百万差も徐々に縮まっていると思うが…。



「じゃあ神ちゃんへのお詫びにルイも一本ね♪」



いつもの締め日以上にオーダーしてくれる京香に驚きつつ、チケットをカウンターに持って行く。



ホストが必死なら客も必死。ホストは[fly]が、客はホストが居なくなってしまうのが嫌なのだ。
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