空の果て星の息吹

ココロの余裕

試験が始まり、各科目どうにかこうにかこなしていく

教えてもらった甲斐があって、手応えが大体あった。

エネルギー概論が少し試験が難しかったくらいだ。


実技に関しても、戒音のおかげで、どうにか感を取り戻し無事に終わった。


試験が一通り終わると、休みに入るのだが、ユイが記憶を取り戻し復学したので、実家に帰らないで、今回は此処に居ることにした。

伯母に告げた時は、かなり寂しげだったが話をしたらわかってくれた。


ユイは本来なら出席日数が足りなく試験が受けられないところだが、休学の原因が、シャトル防衛の関係だったので、理事長を含めて学部会議にあげて、補習を冬期休みにして、テストを無事にパスできたら、進学を認めるとの事だった。


戒音はドイツに帰省するらしく、かなり凹んだ表情をしていたし、涼子は、今回は僕が帰らないので、今回は代わりに、伯母に会ってきてくれるらしい。


伯母と涼子はかなり馬が合うようで、伯母も実の娘の様に接してくれる。


前に、結婚するなら、涼子が良いと、言われたっけ・・・・


学園のマドンナが僕なんて相手にするわけ無いのに。

今年の正月は、初めて佐渡で越すことになるんだ。


学園の図書館は閉まっているから、補講が終わったら、カフェテリアでシンと交互でわかるところを教えることにした。


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