空の果て星の息吹
日常に追われながら過ごしていた、そんな最中。


事務局からのメールが届いた。


エデン選抜メンバーの理事会の結果が出て、選抜候補の名前が事務局前の電光掲示板に載ってるようだ。


メールでは詳細は知らせてなかった、まだ誰が行くのか判らないが・・・自分であって欲しいと思う。


エデン行きのチケットが取れたら、もちろん嬉しい。これは、あくまで候補生なので、そこからさらに選抜されるのだ。


ユイと同じ講義を受けていたので、メールの内容を伝えた。
講義に集中できず、気持ちだけが早まる。


講義が終わり、事務局の前には人だかりが出来ていた

人だかりをかいくぐり見ると、各学部から数名の候補生があり、涼子の名前もあった。


涼子は情報学部の才女だから、載ると思った。


材質工学は、高等部の同級生だった、多田野俊英(ただのしゅんえい)もいた。

宇宙装機からは、戒音グーデンベルグ、北見伸一、手塚晋一、そして、遠野そら、月夜野ゆいの名前があった。

僕達は受かったのだ・・


信じられなかったが、何度も見返した。


シンも後から合流して3人で喜んだ。


ただし、この中で本当に宇宙に行ける人間はさらに少なくなる。


それを考える少し淋しくなる。
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