空の果て星の息吹

世界の終わりについて考えた事

北見は重要参考人として監禁されていた。


幹也は彼を初めから信じていたし、僕は聞きたいことがあり、少しだけ彼と話せる事になった。


北見は疲れた表情をしていたが強い意志が見えていた

『僕は、君が第三の月のメンバーでは無いと思っている』


幹也は、北見に話す。


『今回の件は内部、それも前回の調査委員のメンバーであり・・・プログラムに精通した人物・・・だと思う、僕はこれから、捜し出してみる』


北見は薄く笑いながら、聞いていた。


そこから、僕は仮説であると言いながら話した。


『つまり、先回のハッキング事件は、何故起きたかは、今回のウィルスを入れるための布石であり・・だからわざと見つかるようにした』


『つまり、犯人を絞るにはもう少しまとめて考えると、セキュリティプログラムチームの人間って事になるな・・・』


北見は意見に強く頷く。


『だから、僕らは君を信じているからこそ聞くが、北見くんが、あのミッション前に時間をかけていたのは何故だ?』


『ハッキング事件の後に、何か起こるのではないか?何かあった時には、宇宙装機を抑えたら、この施設を沈黙させられる、だから、自分の機体に独自でブロックプログラムを、あの時間で入れていたんです』


北見は、こうなる事を予測していた様だった。


『棚橋さん、調査メンバーの中でプログラム担当メンバーに絞れば、犯人がわかる・・・』


『わかった・・北見くん、暫く、待っていて欲しい』

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