空の果て星の息吹

追試試験

試験まで5日しかなかったが、ここで諦める訳にはいかなかった。


シンは差し入れに来てくれたし、ユイや涼子は勉強を色々と教えてくれた。


とりあえず、やらなければいけないから。
少しでも夢に追い付くために、試験に、全ての力を出し切れるように勉強した。

毎日、毎日徹夜になりながらも、やらないと後悔するのは、確実で間違えが無かったからだ。


テロがあったから、上がれないと言い訳をしたくは無かったからだ。


学部試験当日。


シンが車で寮に迎えに来てくれた。


色んな人の力を借りたような気がするから―――


試験会場には何十人もいて緊張したが、何故か受かる感触はあった。


試験が始まった。


難しいながらも、どうにか答えを書いていった。


長い試験が終わり、休みに入るが、結果が出るまでソワソワして落ち着かなかった。
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