空の果て星の息吹
ひらけた場所でトラックを置き荷台に移り、装機を再起動させる。


ユイは苦笑いで


『酔いそうだよかなり・・遠野くん』 


ユイが吐くモノマネをしたのを見て、緊張が弛んだ


『ありがとう・・・ユイ』

『絶対に、死なないこと・・・・生き残る事・・』


『そうだね・・・ユイ、でも戦略を立てないと生き残れない・・・』


『敵は機動力はあり遠距離武器もある・・・でも、柔軟性はない・・・』


『トーナメントの続きみたいだね・・・遠野くんのスライディングは凄かった、あれなら足を取れる・・』

『間合いをなるべく縮める・・・敵と組んだら撃たれない・・・』


『2対1の状態で間合いを縮めて・・・敵の足を絡めて倒す・・銃器を奪いあとは自衛隊の応援を待っ・・・・』


『よし・・・行く!』


ユイと二人の孤独の戦いが始まった。


トラックから出て走りだす・・・かなり軽い感じで動きだす。


水圧の抵抗下でのプログラムの為に、水圧抵抗が無い空気中だと軽いのだ。


センサー表示モードにする敵影が3機見えた。


爆音や銃撃の音が聞こえる

自衛隊の戦車や歩兵と1機対峙しており、2機はシャトル方面で戦っている。


『遠野くん・・・まずは手前の1機を倒してから、奥のどちらかを見極めて倒す・・・』


『ラジャー・・・』 


自衛隊の戦車を飛び越えて正面から、タックルをする

敵はアサルトライフルを向けてきたが、急に飛び込んで来たので、行動がいっしゅん遅れた。


そのまま、ぶつかり敵を倒した、落としたアサルトライフルをユイが拾う。


組み合ながら、お互いに殴り合う。


衝撃でモニターに揺れとノイズが入る。


『革命を成功しなければならない!!キサマらは何故邪魔をする!!』


一般回線で敵の音声が入ってくる。


『何が革命だ・・・僕達は何の為に此処に居るのか・・・・僕達は、未来を掴む為に居る・・・』


モニター越しに大きな声で叫ぶ。

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