俺様VAMP!




鈍い音を立てて。


「………う、……あ!! ……い…っ!!」


激痛が、首筋に走った。

噛み付かれた、なんてものじゃなかった。

皮膚を食い破られて。
…2つの鋭いものを突き立てられた。

……獣に蹂躙される、気分だ。

甘ったるい熱が嘘のように消え去って。
今度は恐怖と痛みに、青く震える。


どろり、と首筋に……液体が流れたのも、わかった。
だからさらに怯えた。

「……あ、やぁ……! いた、……、い、、やめ…!!」

何が起こったのか、全然、わからない。

でも、蓮が首に口唇を、舌を、這わせる。
舐め取るように。


執拗に。


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