俺様VAMP!
……まぁ、いい。
今は…詩乃から離れるのが先だ。
余計な情炎が沸き起こる前に、別の物で沈めなくては。
「悪い、斎。…ソイツ、連れて行ってくれ」
「…お前、何をした?」
「何も。……貧血を起こしたみたいだ」
「……蓮」
じろり、とこちらを強く睨む。
…そうだった。
『大事な子』だったんだよな。
斎の詩乃に対する『大事』の意味はわからないが…。
何故だか…その目を見ていると、腹が立つ気がする。
だから、犬を追い払うように、手を振り払って。
「いいから。……こんなところで、寝かしたままは、かわいそうだろ?」