メール女【被害妄想彼氏 番外編】

「てことは、明宏のヤツも俺が壊したん?

……覚えてへんわぁ…」


俺は頭をボリボリとかきながらそう言った。



「明宏くんはひ弱なメガネだよ!
壊そうと思っても壊れないよ!」



…………そうか。



メガネは関係無いと思うけどな。




「大体慎ちゃんは今週夏休みでしょ!
目覚まし必要無いじゃん」



…あぁ、すっか忘れてた。



「……てかさぁ、何でお前ら俺の部屋で寝てんねん?」



目を開けた時から疑問だった。



両隣にはふとんが敷かれ、俺を囲んでいる。



もともと部屋にモノがほとんど無いから敷けるっちゃあ敷けるけど。



「それがさ~!
昨日の夜明宏くんと二人でホラーもの見ちゃってさぁ」



“ホラーもの”って言い方は古いやろ。



「恐くて一人じゃ寝れなかったんだ~」



「別に二人で寝たらええやんけ」



「いやぁ、慎ちゃんの隣なら霊もよりつかないだろうと思って」



……意味分からん
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