恋は戦争
「どこいってたんだよ、マー君!!」


息を乱している僕に対して、こう質問している新妻に、

「佐内さんのもとから逃亡し、ダッシュで教室に戻ってきた。」

…なんて、口が避けても言えるはずがない。


さあ、どう答えよう…。


悩んでいる僕に新妻は、「まさか、女子のところに口説きに言ったんじゃねえのか?」


ドキン…。


何でこいつわかってんの?


まさか、見られた……。


そう思っていると新妻が、「冗談だよ!」と笑いながら言った。


でも、「冗談」だと言っている新妻の笑みが何かを見透かしているようで僕は、何も答えることは出来なかった…。
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