レンアイ

それから数分後。

「アイ、どう?」

「…きゃはは!!」

「え、なに!?」

「お前ア○ムかよ!!」

ついア○ムの曲が頭の中を巡る。
そーらーをこーえてー♪らら…

「ぬおーー!?」

腹を抱えて笑うあたしの横で、
レンが悲鳴を上げた。

「こ、こんなつもりじゃ…」

「きゃはは」

「わ、笑うなっ!」

相当へたれっすよね。こいつ。

何かさ、顔は女子に
イケメンとか言われてるくせにね。
いつのまにかパシリだったりね。

「アイ…髪乾かすのある?」

「あるわけないじゃん!
タオルならあるから。ちょっまって」

スクバからスポーツタオルを出す。

「ありがとう…」

「うん」

早く乾かないかな。暇だわ。

「あ、ちょっとかわいた」

「早!!まじか、
じゃあアレンジあたしがするよ」

「えっいいの!?」

あたしは可愛くなりたいって相談の時とかは、ヘアアレンジをしたりする。
レンはほとんど何もしてない。
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