さよならの十秒前
「じょーだん。じゃぁ、またね」

紗枝は手を振って、元気に歩いていった。

修介の、ニカッと笑う表情を思い出す。

…あれ以来、修介には会っていない。

< 164 / 202 >

この作品をシェア

pagetop