闇と深紅に招かれて~完結編~
「知り合いだろう?」

ゆらゆらと、こちらへ向かってくる、人影があった。

見たことのある背格好。

あ。

「ハントだ。あたしと一緒に捕まってたハズなのに、何で」

振り返ると、エンデはかなりルカから離れたところにいた。

そして、湖のふちに辿り着くと、綺麗なフォームで飛び込んだ。

「ルカ」

ハントの声がして、ルカは、とりあえずエンデのことは置いておくことにした。

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