寝ている妹にキスをした☆



「なぁ?だめ?」

「…え……あたし…」



あたしは陸が……………。











……だめだ。










あたし、陸のこと好きでいたらだめだ…。










「いいよ。付き合おう」






最低な奴になりたかった。







陸が好きなあたしを側に置いてる拓哉を、傷つけたい。





あたしを恨んでほしい。







陸との決別を誓うから。

だからあたしを恨んで。


あたしを傷つけて……。

傷ついたら、忘れられそうだから。


あたしを傷つけて。









陸を忘れるために――。
< 231 / 306 >

この作品をシェア

pagetop