さよならのラブレター
家に着いた私はお父さんにすごい勢いで話しかけた






「お父さん!!!」

お父さんはびっくりした顔をした


「どうした?」






「あのね
信じてもらえないかもしれないけど…」






「話してみろ」

お父さんは優しく言った








「河原でねのぶちゃんに会ったの!!」





「うん」





「のぶちゃん…
笑ってた…」




「うん」





「こんなに近くにいてくれて嬉しくて…」






少しだけ黙ってから私はお父さんに言った







「のぶちゃんが笑ってたから私も笑って生きようと思う…」








「そっか
宣之くんも唯が笑ってた方が嬉しいと思うぞ」




私は笑って頷いた






お父さん…
お母さん…

私は2人がいなければこの世にはいなかったと思う




のぶちゃんを追いかけてたと思う




だから言葉にできないくらい





感謝しています…
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