◆◇イヤよ、イヤよ、も好きのうち◇◆



直ぐに目を逸すものの、あたしはどこを見ていいのか分からず戸惑う。

明らかに動揺している様子をあいつはクスッと笑う。

何よ!
何なのよ!!


あいつ…、ホントムカつく~~!


あたしはパソコンを見詰めて仕事に集中する。


その時、


「野田さん!」


課長の声に体がピクリと反応する。

「はい?」


声は裏返っちゃうし、あたし…何やってるんたか…。


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