青い天使
私の周りからは、歓声が上がる。



“blueangel”が同じ学校にいたんだもん。無理も無い。


私は地面を、
トンッ
と軽く蹴ると、空へ躍り出た。


「あなた達の狙いは私でしょ?」


既にぐったりとしたリオ様とサエラが驚いて目を見開いたが、私は気にせず続けた。


「私が魔界に行けば良いんでしょ?それ以上、2人を傷つけないで」


「なっ、バカなこと言うな。サラ!」


バカなこと?

私は…

「あなた達の方が、私には大事なの」
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