いつまでも私の心の中に…
2章・心配と不安
でも私の足取りは重かった。怒られるのが怖くてたまらなかった。

そう考えていると抱いていた子猫はだんだん暴れ出してきた。


何回か休みながら歩いているといつの間にか真っ暗になっていた。

真っ暗闇と冷たい風のせいで私の心配はさらに増した。

いつもなら30分もかからないで帰れる道が1時間近くかかってしまい、時間も遅くなってしまっていた。
やっと家について、玄関の前に立ちドキドキしながら戸を開けた。
もうほかの兄弟は家にいて、お母さんはご飯を作っていた。私が帰ってきた事に気づいたお母さんは血相を変えた。

「あんた何時だと思ってるの?!」
当然の言葉だったけど、子猫の事もあり私は泣きそうになっていた。

お母さんに返す言葉が見つからないまま、
「これ……」
と一言ゆって子猫を見せた。

そして毎回同じ言葉が返ってくる。

「何考えてんの!早く戻してきな!!」

また怒鳴られた…
一緒にいたゆうまはお母さんの怒鳴り声に出るに出れず、私は怒鳴られてる恥ずかしさからゆうまに
「もういいよ」と小さい声でゆってゆうまを返した。
ゆうまが帰ってからおさえていた感情が爆発した。子猫を抱きながら大泣き…何か悔しかった。
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