彼氏様は見えなくて
∮2.
さて学校が終わったよ!
まさに急展開だよ!
と、実況を心の中で繰り返しながら
「じゃあね、SYTO!」
『それ、あたしに言ってるの?つかナメてる?』
「ナ、ナメてないない!!!じゃ、じゃあね!」
とりあえず、SYTOに捕まらないようにダッシュで逃げる、
あいつ足速いから絶対無理、恐るべし、SYTO←
教室が見えなくなるまで走ってから息を整える
なんか、ひっさしぶりにダッシュしてしまった・・・気がっ
そして普通に下駄箱まで行き
玄関を出ようとしたら
「ねぇ、知ってる、このコミュニティーサイト」
「へぇ何それ。おもしろいの?」
的な会話が聞こえてきた
何々、盗み聞きしちゃうよ
なんせNGOですから(←
「なんでも何歳でも入れる出逢い系みたいなサイトらしいよ!」
「へぇ・・あんたやってんの?」
「うん、一応・・だってコミュニティーサイトだよ?彼氏なんか出来っこないって!」
「まぁ、いえてるかも、彼氏できても会えないでしょ」
「いや、そーゆー規制はないっぽい、ただ会うならご勝手に~的な」
ふーんそーゆーサイトあるんだぁ・・・
ちょっと興味あるかも・・・・
もう少し聞いてみようかな
「PCでも携帯でも繋がるっぽいよ?結構人多くって楽しいし」
「まじ?じゃあ暇つぶしがてらにやってみようかな!」
「うっそ!じゃあ友達お願いしたいから作ったら教えて!」
「おっけー★何々なんて名前のサイトよ?」
「んーとね!」
「PUROSYASU!ぷろしゃすってローマ字読みのサイト!」