恋する笑顔【短編】
非常階段へと続く廊下を歩きながら、さっきのことを考える。
そういえばさっき、機嫌悪くて周りを見てなかった…とゆうか松永を見たくなくて周りを見ないようにしてたけど
当然、いたよなあいつ。
もしかして見られてかな。
あの女と密着してるところ…。
まあ、松永が見てたとしても、本人はカケラも気にしてないんだろうけどさ…。
俺はやだよ。できれば見られていませんように…。
そんな事を思っていると、非常階段の扉の前までたどり着いていた。
人間って、考え事してても、いつの間にか目的地まで着いているから不思議だ。

