恋する笑顔【短編】



しばらくいくあてもなくブラブラと歩いていると、いつの間にかあの場所の前に立っていた。



「…旧校舎…」



ボソッと呟いたその言葉に答えるように、旧校舎の回りの木々がサワサワと風に揺れた。



ここまで来たら、ついでだし。



行くか、非常階段。



あそこなら誰もいないだろうし、干渉に浸れるし


…松永を感じられる。






って変態か俺は!!




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