壊したい程愛してる
「なあ、次あれやろーぜ」

「うんっ」


空とモグラ叩きをやろうとした時ーー。


「あれ~?空君じゃん!」

可愛い女の子が空に声をかけた。


「おー杉山じゃん。偶然だな」


「だねっねぇ…その子…彼女?」


「…お前には関係ないだろ」


空がそう言うと女の子は不満そうに空の腕に腕を絡ませた。


「…っ」

やだ…。

なんでそんなにベタベタ空に触るの…?


「ねぇ、こんな子より、あたしにしない?」


ズキン…。

なんだか胸が苦しい。


「離せ」


空が女の子の腕を離してホッとする。


「なぁによぉ~!ねぇ、こんな地味な子より真弓のがいいって!真弓と一緒に遊ぼ?」


「お前な…」



「あたし…帰るから一緒に遊んだら?…」


彼女は心音を見てにやりと笑うと「ばいばーい」と心音に手を振った。
< 21 / 58 >

この作品をシェア

pagetop