веst ー恋の詩ー
『なんでそんな事するの!やめなさいよ!!』
仁奈は,思わず里沙に飛びかかって,行動を止めさせようとした。
仁奈に飛びかかられながらも,里沙が答える。
『やめない。紗夢ちゃんには,潰れてもらわないと,目障りなの。』
あまりの言葉に,返す言葉がみつからない…
『もぉ,アンタが邪魔するから,こんな時間じゃーん。』
里沙は,
仁奈を突き飛ばして,ゆっくりと歩いて,出口の方へ行った。
『この事さぁーもしバラしたら,あんたのもやるからね(笑)』
里沙は,ドアの所で,こう言い残して教室を出て行った。