веst ー恋の詩ー
…ロープが……緩…んだ!
手をゆっくり,ロープから抜く…
右手のロープが,取れる。
やった!取れた!!
静かにバックを引き寄せる。
バックを音をたてないように開け,携帯を出す。
電源をつける。
ウソ……………
不在着信:8件
メール着信:1件
全部,拓斗だ…
電源をきってるから留守番電話になるはずなのに…
何回も留守番になったはずなのに…
拓斗は電話してくれたんだ。
涙が溢れ出す。
メールを開く。
『何かあったか?
今日,朝から紗夢,変だぞ?
連絡,待ってるからな。』