веst ー恋の詩ー

なにも言わずに席に着く,清水。



『おまえ,何してんの…』



下を向いて,うずくまってるから,清水は見えないけど,うちの方を見ているみたい。



「別に…」



清水は立ち上がって,うちの方に来た。




そして,清水は,ゆっくりと,うちを起こした。



『どうした………』



泣いてたらビックリするよね。



『どうかしたのか?』



「うぅん。気にしないで!なんでもないよー」



涙がまだ出てるのに,
全然なんでもなくないのに,
バカみたい。



清水に抱きしめられた。





『なんでもなくねぇだろ!!』










清水ッ!?
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