君に許しのキスを
それから俺は、奴への罪悪感だけで生きてきた。

それまで密かに抱いていた『熱血教師』への憧れも、意味がないと思えるようになった。


ただひたすら、無難に生きること。


それが大切な友達を裏切ってまで俺が望んで手に入れたものなのだから。
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