ヤクザと執事と私 1
「終わったぞ。」
寝ていたはずの男は、真木ヒナタの武器をすべて取り終わり、ドアの入り口で拳銃を構える男に言った。
「ありがとうございます。」
「それよりさ、龍一。俺、もの凄く気になることがあるんだけど、聞いていいか?」
寝ていたはずの男は、入り口で拳銃を構えている男を龍一と呼び、話かけた。
「なんですか、大和?」
龍一は、寝起きの大和を見る。
「もしかして、俺って、おとりだったの?」
「安心してください、大和。もしかしてじゃなくて、実際におとりでしたから。」
満面の笑みの龍一。
「・・・おとりって普通、おとりなのを知っておくものじゃないの?」
「それじゃ、餌ですね。」
「・・・餌は、食べられるじゃん。」
「そうですね。それじゃ、大和が撃たれた後で出てくればよかったですね。」
再び、満面の笑みの龍一。
「もう、いいよ。」
そう言うと、大和は、寝ていたベットに戻って、再び寝始めた。