甘い香り
「…飲んで、いいよ」
「…は?」
「血…飲んで」
アスターに抱きつく。
うあぁ…心臓バクバクする!
痛いの嫌いだし!
でも…あのときあげるって、決めた。
ぐっと肩を掴まれる。
…来るっ!
「やめろ、マミ」
「…アスター?」
そのまま離される。
…なんで?
アスターを見上げれば辛そうな顔をしていた。
「飲んでいいって!
あげるって決めたの!」
「ダメだ…もう行く」
「アスター!!」
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