☆★心風★☆
お父さんは仕事の都合で出張中。



お母さんは友人と遊園地へ…。



弟は友達の家に泊まっている。




だから今、私1人なんだよね。



そんな状況で、もし変な人でも来たら…。



ああ、心配性だからすぐにこういうことを考えてしまう。



私は恐る恐る玄関のドアを開けた。



半目だけ覗かせると、目の前には同じ年ぐらいの男子が立っていた。



「…え?」



「あ、架村?」



え!?



私はびっくりして、ドアを全開に開けてしまった。



だって立っていたのは…




「春河くん…」



あの、春河くんだったのだから。

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