☆★心風★☆
「よぉ、久しぶり」



そう言って春河くんは、ニコッと笑った。



な、なんか危険なことが起こりそうな予感…。



なるべく春河くんに近づかないようにしよう。



「ちょっとお邪魔しちゃってもいい?」



って聞いたくせに、私の返事も待たずにさっさと家に上がり込む春河くん。



私はただ唖然としているだけ。



春河くんはそのままリビングへ直行した。



「なんで私の家知ってたの?」



リビングのドアを開けかけた春河くんは、私のほうへ振り返った。

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