夏恋つづり
一瞬、言葉が何も出てこなくなった。



「ごめんな、莎矢。本当は夏祭りまでは何とかいられるように話をしていたんだが…急に会社の都合で、その翌日から仕事に出なくてはいけなくなったんだ…。」



「莎矢が楽しみにしていたお祭りだから、何とか…って思って、お父さんも掛け合っていたんだけど…どうしても折り合いがつかなくて…。」




「莎矢…ごめんな…。ただでさえ、辛い想いさせてるのに…。」



お父さん…



そんな風に頭下げなくていいよ…



娘なんだから…



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