[短編]15歳の君へ
その頃
淳司が好きだった子が俺に告ってきた。

その現場を淳司が目撃したことは
後々知った。

結局、断ったけど淳司へ
少し罪悪感があった。




次の日から淳司たちにシカトされ始めた。

「結局これかよ…」
そう思った。

友達なんて無駄なだけ…
自分へのメリットなんてどこにもない。
だから、
俺は今まで1人で生きてきた。



何週間か経って
誤解が解けたらしいけど…
そんなものに興味はなかった。

"誤解"
何それ…


また、あの屈託ない笑顔で話しかけてくる淳司を見てると腹が立ってきた。

俺は最低の人間かもしれない…
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