僕の記憶が消えていく

瞬がレントゲン撮影を終え足の処置も終わり私の所へきた。


『もう帰れるの?』


何も聞かされていない瞬。


もし検査が間違いなら余計な心配をかけさせたくない。


『瞬よく転んでるでしょ?その時頭とか打たなかった?』


『別に打った記憶ないけど。』


『医者としては万が一大きな怪我してたらいけないからってちょっと調べるんだって。』


『大げさだなぁ。』


『お母さんも大げさだと思うけど医者としてはね。大学病院だから細かく調べるんじゃない?』


『だから明日整形外科にいきゃーよかったじゃん。』


『そうね。』


私もこの傷だけで少し大げさのようなと思い気が楽になった。


< 155 / 414 >

この作品をシェア

pagetop